沖永良部芭蕉布協議会

沖永良部の島旅へ

やわらかい言葉と、あたたかい人たち。
何があるわけでもないけど、綺麗な海と自然豊かな暮らしがある。
そんな沖永良部島は、老後に暮らしたい島としても人気があります。
だけど、老後なんてまだまだ先……?
それなら沖永良部で、少しの間だけ、のんびり島暮らしはいかがでしょう。
ケイビングやダイビングのお話は他のサイトに譲るとして、こちらでは沖永良部の日々の景色をお届けします。

鹿児島市から南南西に552km。
鹿児島県沖永良部島は奄美群島の南に位置する、隆起サンゴ礁の島です。
飛行機の窓から見える景色は一面の畑と海。

4月には満開のえらぶゆりが出迎えてくれます。

南国特有の、太陽の光をたくさん浴びた緑たち。
サンゴの石垣が続く小道をお散歩すれば、気分はすっかり、えらぶの人に。
庭先の鉢植えも青々として、のびのび気持ち良さそう。

見上げると、パイナップル……?
いいえ、これはアダンの実。
海岸近くでよく見られる、タコノキ科の植物です。
食べられるけど、あまり美味しくはないらしい。

沖永良部の主な産業といえば、農業。
2~4月はじゃがいもの収穫時期です。
遠くで見ていると、おじさんがじゃがいもを分けてくれました。
赤土で育った、ミネラルたっぷりのおいも。
みずみずしくてほのかに土の香りがするそれは、「春のささやき」という名にふさわしい味でした。

島を散歩していると、いたるところでこんな風景に出会えます。
沖永良部で農業とともに盛んなのが畜産業なのです。
人懐っこい子牛たち。
近寄るとみんなでこっちをジロリ。「やあ!」

道路の向こうに見える海は、映画の1シーンみたい。
気取らない、生活に密着した海がそこにあります。
晴れた日には、北に徳之島、南に与論・沖縄が見渡せます。

夕焼けも綺麗でしょう?
遮るものが何もないと空はこんなに広いんだって、この島が教えてくれました。

あれ?
ウミガメの産卵や、クジラの群れ、エメラルドグリーンの美しいビーチの紹介がないって?
それは沖永良部に来てからのお楽しみ。
あなたの目と耳で、肌で、たっぷり味わってください。
写真では伝えきれない、心に残る光景がたくさんあります。
次は、沖永良部島でお会いしましょう。